今回は、プログラミングを学ぶ際に必ず最初にやる、Hello world!をJuliaで実行したいと思います🐜
開発環境
開発環境は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64bit |
Julia | 1.6.3 |
Cmder | 1.3.14 |
※Cmderは必須ではありません
解説
Hello world!出力の手順を説明します。
空の.jlファイルを用意
Juliaには対話型環境であるREPL(Read-eval-print loop)が用意されており、コマンドラインのように1行ごとに実行できます。
こういったインタラクティブな環境で開発を進めてもよいのですが、コード量が増えると管理が難しくなります。なので、ここでは必ずファイルを作って開発することを前提とします。
Juliaの拡張子は.jlが使われるので、まずお好きなディレクトリで空の.jlファイル helloworld.jl を用意してください。
helloworld.jl
用意した.jlの中身を以下のように書いてみてください。コピペOKです。
function main() # ここに書く print("Hello world!") end if abspath(PROGRAM_FILE) == @__FILE__ main() end
次に以下のコマンドを叩いてください。
julia helloworld.jl
例えば、このような出力が出れば成功です。
C:\ari23\dev\julia λ julia helloworld.jl Hello world!
.jlファイルの中身ですが、main()関数で記述したprint("Hello world!")
が反映されたことと、Juliaでのコメントアウトは#
を使うことを理解すれば、ここでは十分です。
それ以外はいったん後回しにしましょう。
なお、PATHやaliasを設定していない場合は、例えば次のようなコマンドを叩けばJuliaを実行できます(Cmderのalias設定方法はこちら)。
C:\Users\ari23\AppData\Local\Programs\Julia-1.6.3\bin\julia.exe helloworld.jl
問題|print()
上記のprint()
を2回続けて呼ぶと、以下のように一行で出力されます。
Hello world!Hello world!
これを次のように、改行して出力されるようなコードを書いてください。
Hello world! Hello world!
自分で調査する際にはぜひ公式ドキュメントで調べてみてください。
回答はこちら。
おわりに
定番のHello world!出力を書きました。
今回作った.jlファイルは、今後コピペしながら使ってください。
以上、参考になれば幸いです(^^)
次はこちら。
参考文献
参考文献は以下の通りです。
Julia Documentation
Julia公式のドキュメントです。英語ですが、とても丁寧に書かれていて、疑問はだいたい解消されるのではと思います。読み応えも十分。1から始めるJuliaプログラミング
公式ドキュメントの分量があまりに多くて、もう少しまとまったものが欲しいと思って購入しました。基本から応用まで幅広くカバーされつつ、量も丁度良いです。