ari23の研究ノート

メーカ勤務エンジニアの技術ブログです

プロキシ設定の確認方法とその突破方法

会社PCで開発環境を構築する際に、プロキシに悩まされることが多いので、これまでの経験をまとめます🐜

プロキシ設定の調べ方

まず、プロキシの確認方法です。

  1. IE(Internet Explorer)を開き、右上の「ツール(歯車マーク)」→「インターネットオプション」に進む
  2. 「接続」タブを開き、「LANの設定」を左クリック
  3. 「プロキシ サーバー」の「アドレス」と「ポート」を参照する

上記の方法で、プロキシが設定されていること、プロキシサーバのアドレスポート番号が確認できます。

「自動構成スクリプトを使用する」にチェックがある場合

これにかなりはまりました。「自動構成スクリプトを使用する」にチェックがある場合は、アドレスとポート番号の確認方法は上記と異なります。

「自動構成」の「アドレス」枠内にそれらしいものがありますが、これをそのまま使ってもできません[1。(自動構成スクリプトの仕組みによるところですが、ここでは説明を割愛します2。)
このときは、以下の手順でアドレスとポート番号を取得します。

  1. 「自動構成」の「アドレス」をそっくりそのままコピーし、IEのアドレスバーにペーストする
  2. Enterキーを押すと、ファイル(たぶん拡張子なし)をダウンロードし始めるので、そのままダウンロードする
  3. そのファイルをテキトーなエディタで開いて下の方をみると、例えば下記のような記載があります。

return "PROXY ho-ge-fu-ga.example.com:8080";

上記のho-ge-fu-ga.example.comアドレス8080ポート番号を示します。 この例のように、「http://」の記載がない場合もあるので注意してください。

プロキシ突破方法

以下、http://proxy.example.comアドレス8080ポート番号を示します。

Git for Windows (Git Bash)

Git Bashを立ち上げて、以下のコマンドを叩きます。

git config --global http.proxy http://proxy.example.com:8080
git config --global https.proxy http://proxy.example.com:8080

すると、.gitconfigに以下の記載が確認できればOKです。

[http]
        proxy = http://proxy.example.com:8080
[https]
        proxy = https://proxy.example.com:8080

Python

pipをたたくときは--proxyオプションを使います。

pip install hogehoge --proxy=http://proxy.example.com:8080

curl

サーバからデータ転送を行う際には、よくcurlコマンドを使います。このとき、プロキシ設定がされていれば、以下のようにオプションを使用します。

curl --proxy http://proxy.example.com:8080 http://hoge.com

おわりに

以前の職場では毎回プロキシがうまく突破できず、無駄な時間を割いていました。

会社PCからこの記事にアクセスできるかどうかという問題はありますが、「あ、そうだそうだ。こうやるんだった」とか思ってくれたらなぁと思います。

参考になれば幸いです(^^)

この記事以外にも流行りのAI関連や業務効率化ネタなど色々書いていますので、もしよろしければ以下のリンクを参照して、ちらっとでも見ていただけると嬉しいです。

ari23.hatenablog.com

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  1. これがこのブログを書くきっかけ。

  2. ていうか説明できない。すみません…orz