会社PCで開発環境を構築する際に、プロキシに悩まされることが多いので、これまでの経験をまとめます🐜
プロキシ設定の調べ方
まず、プロキシの確認方法です。
- IE(Internet Explorer)を開き、右上の「ツール(歯車マーク)」→「インターネットオプション」に進む
- 「接続」タブを開き、「LANの設定」を左クリック
- 「プロキシ サーバー」の「アドレス」と「ポート」を参照する
上記の方法で、プロキシが設定されていること、プロキシサーバのアドレスとポート番号が確認できます。
「自動構成スクリプトを使用する」にチェックがある場合
これにかなりはまりました。「自動構成スクリプトを使用する」にチェックがある場合は、アドレスとポート番号の確認方法は上記と異なります。
「自動構成」の「アドレス」枠内にそれらしいものがありますが、これをそのまま使ってもできません[1。(自動構成スクリプトの仕組みによるところですが、ここでは説明を割愛します2。)
このときは、以下の手順でアドレスとポート番号を取得します。
- 「自動構成」の「アドレス」をそっくりそのままコピーし、IEのアドレスバーにペーストする
- Enterキーを押すと、ファイル(たぶん拡張子なし)をダウンロードし始めるので、そのままダウンロードする
- そのファイルをテキトーなエディタで開いて下の方をみると、例えば下記のような記載があります。
return "PROXY ho-ge-fu-ga.example.com:8080";
上記のho-ge-fu-ga.example.comがアドレス、8080がポート番号を示します。 この例のように、「http://」の記載がない場合もあるので注意してください。
プロキシ突破方法
以下、http://proxy.example.com がアドレス、8080がポート番号を示します。
Git for Windows (Git Bash)
Git Bashを立ち上げて、以下のコマンドを叩きます。
git config --global http.proxy http://proxy.example.com:8080 git config --global https.proxy http://proxy.example.com:8080
すると、.gitconfigに以下の記載が確認できればOKです。
[http] proxy = http://proxy.example.com:8080 [https] proxy = https://proxy.example.com:8080
Python
pipをたたくときは--proxyオプションを使います。
pip install hogehoge --proxy=http://proxy.example.com:8080
curl
サーバからデータ転送を行う際には、よくcurlコマンドを使います。このとき、プロキシ設定がされていれば、以下のようにオプションを使用します。
curl --proxy http://proxy.example.com:8080 http://hoge.com
おわりに
以前の職場では毎回プロキシがうまく突破できず、無駄な時間を割いていました。
会社PCからこの記事にアクセスできるかどうかという問題はありますが、「あ、そうだそうだ。こうやるんだった」とか思ってくれたらなぁと思います。
参考になれば幸いです(^^)
この記事以外にも流行りのAI関連や業務効率化ネタなど色々書いていますので、もしよろしければ以下のリンクを参照して、ちらっとでも見ていただけると嬉しいです。