Dockerでよく使うコマンドなどを整理します🐜
インストール方法については、こちらを参照してください。
開発環境
開発環境は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64bit |
Version | 21H2 |
WSL | WSL2 Ubuntu 20.04.4 LTS |
Docker | 20.10.17 |
sudoなしでdockerコマンドを使う
Dockerを使うと、sudo docker
を頻繁に打つようになるので、sudo
を省略して少しでもラクをしましょう。
まず、dockerというグループが作られていることを確認します。(dockerをインストールすると自動で作られますが、念のため)
getent group docker
もしなければ、以下のコマンドで作成します。
sudo groupadd docker
dockerを使うユーザ(ここではari23
)をdockerグループに追加します。
sudo gpasswd -a ari23 docker
ここで、コマンドプロンプトで以下のコマンドを叩いてWSLを終了します。
wsl --shutdown
WSLを起動すると、設定が完了します。
よく使うコマンド例
ここでは、DockerでUbuntuを動かすことを想定して、よく使うコマンドを見ていきます。1
前回の記事では説明していませんが、Dockerでは元となるOS(イメージ)をDocker Hubからダウンロードし、それにアプリをインストールして開発環境を構築します。今回は素の状態のまま使います。
まず、dockerデーモンを起動します。
sudo service docker start
イメージをDocker Hubから持ってきます。(前述の設定をすれば、sudoは不要)
docker pull ubuntu
以下のコマンドでダウンロードしたイメージを確認します。
docker images
このイメージを素のままコンテナ(testcon)を作り、コンテナの中(bash実行)に入ります。
docker run -it --name testcon ubuntu /bin/bash
コンテナから出るときは、exitを叩きます。
コンテナとイメージを削除
dockerを使っていると、コンテナとイメージが溜まってくるので、定期的に削除しましょう。
まず、今あるコンテナを確認します。
docker ps -a
以下のコマンドでコンテナを削除します。なお、[NAMES]で指定することもできます。
docker rm [CONTAINER ID]
次に、今あるイメージを確認します。
docker images
以下のコマンドでイメージを削除します。なお、[REPOSITORY]で指定することもできます。
docker rmi [IMAGE ID]
おわりに
今回はDockerの基本操作をまとめました。
本来ならコンテナやらイメージ、Docker Hubについて解説すべきですが、それらは下記リンクなどを参照してください。
参考になれば幸いです(^^)
参考文献
仕組みと使い方がわかる Docker&Kubernetesのきほんのきほん (Compass Booksシリーズ)
本屋で立ち読みして、絵がたくさんあってわかりやすくて、もし自分が駆け出しのWeb屋さんだったら買うだろうなぁと思いました。ただ、けっこう分厚いです。
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厳密には異なりますが、Win10 -> Ubuntu(WSL) -> Ubuntu(Docker)をやっている感じがしますね。↩