ThinkPad X1 Carbon買いました!(くどいw)
私はいつもCmderを使っているのですが、この機会に設定を見直したので、備忘録としてまとめます🐜
Cmderとは?
WindowsだとGUIでの操作が基本ですが、それだとマウスを使う必要があります。
私はできるだけキーボードから手を離したくないので、CUI操作ができるCmderを使います。
Windows標準のコマンドプロンプトでもCUI操作はできますが、いかんせんダサく、そして使いにくいので、私はこれを使っています。
カッコいい!!
インストール
インストールについては、以前の記事をご覧ください。
といっても、.zipファイルを解凍するだけで、すぐに使えます。
Windows10初期設定|ローカルアカウント作成からおすすめフリーソフト紹介 - ari23の研究ノート
- Windows 10 キッティング作業 Cmder
私は展開したフォルダを以下に置いて、インストールしています。
C:\freeware\cmder_mini
また、Git for Windowsは適宜インストールしてください。
Kaoriya GVimの設定方法|Git for Windowsインストール手順からおすすめプラグインやvimrcを紹介 - ari23の研究ノート
- Kaoriya GVim設定手順 Git for Windowsインストール
初回起動時
初回起動時だけワーニングがでますので、以下で説明します。
以下のワーニングが出たら、「詳細情報」を左クリックします
すると、「実行」が表示するので、それを左クリックします。
次に、何かがブロックされてエラーが出ているようなので、「Unblock and Continue」を左クリックします。
これで無事に使用できるようになります。
設定
以前は日本語表示がうまくいかないことがありましたが、今(v1.3.14)ではかなり改善されたようです。
フォント
「Settings」→「General」→「Fonts」に進み、「Main Console font」を「Ricty Diminished」に変更する。
Monospaceのチェックを外さないと、日本語フォントが崩れるという記事もありますが、私の環境では問題ありませんでした。
起動時ディレクトリ
「Settings」→「Startup」→「Tasks」に進み、「2 {cmd::Cmder}」を選び、右下にある「Startup dir...」から起動時のディレクトリを選択し、「Save settings」を左クリックする。
これで次回起動時から、ここで設定したディレクトリから開始することができます。
エイリアス
Cmderの真骨頂は、エイリアスを設定できる点だと思っています。 エイリアスの設定ファイルは、Miniであれば\cmder_mini\config\user_ailiases.cmdに書かれています。
参考として、私のuser_ailiases.cmdを以下に載せます。
;= @echo off ;= rem Call DOSKEY and use this file as the macrofile ;= %SystemRoot%\system32\doskey /listsize=1000 /macrofile=%0% ;= rem In batch mode, jump to the end of the file ;= goto:eof ;= Add aliases below here e.=explorer . gl=git log --oneline --all --graph --decorate $* ls=ls --show-control-chars -F --color $* pwd=cd clear=cls history=cat "%CMDER_ROOT%\config\.history" unalias=alias /d $1 vi=vim $* cmderr=cd /d "%CMDER_ROOT%" cmderh=cd /d C:\ari23 gvim=C:\freeware\vim82-kaoriya-win64\gvim.exe $* vim=C:\freeware\vim82-kaoriya-win64\vim.exe $* gomi=mv $* C:\ari23\gomi less=less -M $* cmdervs=cmd.exe /k ""%ConEmuDir%\..\init.bat" " -new_console:s50H cmdersp=cmd.exe /k ""%ConEmuDir%\..\init.bat" " -new_console:s50V cmdertab=cmd.exe /k ""%ConEmuDir%\..\init.bat" " -new_console find=C:\PROGRA~1\Git\usr\bin\find.exe $* ie=C:\PROGRA~1\INTERN~1\iexplore.exe $* firefox=C:\PROGRA~1\MOZILL~1\firefox.exe $* chrome=C:\PROGRA~2\Google\Chrome\Application\chrome.exe $* speedyfox=C:\freeware\speedyfox.exe "/Firefox:default" "/Chrome:Default" sumatraPDF=C:\PROGRA~1\SumatraPDF\SumatraPDF.exe -invert-colors $* teraterm=C:\freeware\teratermconf\ssh2login.ttl vless=C:\freeware\vim82-kaoriya-win64\vim82\macros\less.bat $*
いくつか抜粋して解説します。
vimとvless
gvim=C:\freeware\vim82-kaoriya-win64\gvim.exe $* vim=C:\freeware\vim82-kaoriya-win64\vim.exe $*
KaoriyaさんのGVimとVimを使いたいので、登録しています。文末の「$*」は引数を表していて、これがないとファイルを指定してアプリケーションを起動することができません。
vi=vim $*
一応、Cmder標準のVimが使えるように、デフォルトで設定されていたエイリアスはそのままにしてあります。
vless=C:\freeware\vim82-kaoriya-win64\vim82\macros\less.bat $*
Vimで設定したカラースキームでless見たいなと思ったら、実はインストールしたフォルダのmacrosにあるless.batを叩くことで実現できます。
ただし、こちらのコマンドで叩くと、いま自分がvimで開いているのか、vlessで開いているのか一見わからないので注意が必要です。
cmder起動|画面分割ペイン
cmdervs=cmd.exe /k ""%ConEmuDir%\..\init.bat" " -new_console:s50H cmdersp=cmd.exe /k ""%ConEmuDir%\..\init.bat" " -new_console:s50V cmdertab=cmd.exe /k ""%ConEmuDir%\..\init.bat" " -new_console
Cmder起動のエイリアスは複数登録してあります。上から順に説明すると以下の通りです。
エイリアス | 意味 |
---|---|
cmdervs | 縦に分割して新しいCmderを起動 |
cmdersp | 横に分割して新しいCmderを起動 |
cmdertab | タブに新しいCmderを起動 |
なお、起動したCmderは「Ctrl + Tab」で移動、「Ctrl + w」で終了することができます。
cmdervsで縦に分割
cmderspで横に分割
cmdertabでタブ追加
find
find=C:\PROGRA~1\Git\usr\bin\find.exe $*
Gitを入れるとbashコマンドを使用することができますが、findを叩いてもWindows側のfindが呼ばれてしまうので、エイリアスで上書きしておきます。
teraterm
teraterm=C:\freeware\teratermconf\ssh2login.ttl
業務でTera Termを使用しています。Tera Termを使ってsshするときの手順が煩雑なので、エイリアスに登録して一発でsshできるようにしています。
最新版users_ailiases.cmd
最新版はGitHubに載せてあります。良かったらご覧ください。
- ari23ant/setting_file
setting_file/windows/cmder/ にあります
おわりに
Cmderのご紹介と同時に、user_ailiases.cmdを晒しました。Cmderのエイリアスを紹介している記事は見たことないので、貴重な情報かも?と思っていますw
参考になれば幸いです。(^^)